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Gunnar Nylund | グンナーニールンド の作品


グンナー・ニールンド | Gunnar Nylund (1904-1997)は20世紀において最も著名な陶芸家の一人です。ヨーロッパで最も古い陶磁器メーカーの1つであるスウェーデンのブランド Rörstrand(ロールストランド)社 においての仕事は最もよく知られ、同社のアートディレクターとして、スウェーデンの陶器を一躍世界に有名にしました。
グンナーニールンドは陶器、ガラス工芸、彫刻など様々な分野で活躍した芸術家でしたが、特に独特の釉薬とフォルムで新しい表現を確立した陶器は、現在に至り世界中にファンを持ちます。
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Gunnar Nylund (グンナー・ニールンド)について


Gunnar Nylund グンナーニールンド(1904-1997)は、フィンランド人の有名な彫刻家フェリックス・ニールンドとデンマーク人の妻フェルナンダ・ヤコブセンの間にパリで生まれました。1911年にへルシンキに移りますが、1918年フィンランドでの内戦を逃れコペンハーゲンへと移住します。グンナーはデンマーク時代に建築を学んでいましたが、両親や周囲の影響を強く受け、後に芸術家としての道を歩み始めます。

グンナーの最初のキャリアは、1924年のデンマークでのBing&Gröndahlに始まります。B&G時代では幾つかのアメリカの主要なエキシビジョンで成功を収めましたが、彼の創作意欲は満たされず、1928年にはファクトリーを離れ、B&Gで出会ったNathalie Krebsとともにワークショップ Nylund&Krebs(後のSaxbo Stentöj) を主催します。そこではグンナーが主にフォルムを担当しKrebsが釉薬を扱いました。当時のグンナーニールンドはバウハウスの様式に触発された前衛のモダニストでした。

1930年、グンナーニールンドはストックホルムで開催されたスヴェンスクテン(Svenskt Tenn)でのエキシビジョンにて成功を収めます。それをきっかけに翌年31年にロールストランド (Rörstrand) に迎え入れられます。以降、キャリアの多くの時間を同社のアートディレクターとして活躍し、そのキャリアはグンナーニールンドの最も有名な仕事として知られることになります。 (1931年にはLilli Granbergと結婚し、最初の子供で後の陶芸家 Anita Nylund を授かります)

1932年、ストックホルムで開催されたGalerie Moderneでの展覧会で、ロールストランドは新しい作品たちを発表します。 グンナーは、東洋の古典的な様式にインスパイアされたフォルムと釉薬を持つ陶磁器、また船や動物をモチーフにした彫刻を展示しました。これらは大きな反響を呼び、グンナーは評論家たちに絶賛されます。その後、1936年にはスウェーデンのNKデパートを皮切りに1937年パリの世界博覧会へとコレクションとともに参加します。 以降、59年にロールストランドを去るまでの間、グンナーは様々な革新的な陶磁器を発表し、スウェーデン陶器を一躍有名にしました。

グンナーニールンドは、ロールストランドを去った後に再びデンマークに戻ります。 Nymölle Ceramics やStrömbergshyttan のアートディレクターとして活動し、1960年代にはUpsala Ekebyの仕事も担当しました。 グンナーニールンドは、食器だけでなく、多くの花瓶、ボウル、ランプ、ガラス工芸品などの作品を残しました。

また、スウェーデンの住宅には、グンナーニールンドが設計したものが数多く残されています。建築史上において偉大なアーティストの一人としては数えられませんが、彼の研究者、発明家、哲学者としての多様な創作は、現在に至り芸術家たちに大きな影響を与え続けています。

晩年、グンナーニールンドは、スウェーデンのマルメ近郊にあるLommaという町に住んでいました。そこでは小さなワークショップが開催されていたといわれています。